インドのドクター・レディーズは、クウェートで実施した
アビガンの
治験を終了する。日本国内で実施した富士フイルムの
治験は中等症患者が対象だったが、クウェートでは中等症と重症患者353人を対象とした。中等症では
アビガン投与群はプラセボ群と比較して退院が3日早く、統計的な優位性を示したが、重症患者では有意差は確認できなかった。新型
コロナの早期治療として有効な可能性があるが、ドクター・レディーズは早期治療で病気の進行を防ぐ目的の追加試験を開始した。最終結果は2月末までに報告される。クウェートの
治験結果は厚労省の承認審査の追加データになる可能性があるとの見方も出ている。