ソフトバンクは、既存の４Ｇ基地局を５Ｇ基地局に作り替える新工法を開発した。既存の４Ｇ基地局へ５Ｇアンテナを増設すると強度が不足するため、一度アンテナを取り外し、支持柱を新しく交換してから５Ｇアンテナを設置するため、工期が6日程度かかっていた。NEXTWAY社が開発したポリマテリアル充填工法では、支柱の強度を高めることが出来るため、支柱が屈曲しない。ポリマテリアルを充填し、５Ｇアンテナを設置するだけとなるため、工期は2時間程度と大幅に短縮できる。５Ｇネットワークの早期拡大に役立ちそうだ。

ソフトバンクは、５Ｇ基地局を25年度までに20万局、30年度までに35万局整備すると発表してしており、投資額は2兆円規模。20年度までに1万局、21年度までに5万局としていた整備計画を大幅に短縮することになりそうだ。