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    上方修正 2020/10/29 18:05
    (4502) 武田薬品工業 通期営業利益を9.9%上方修正 譲渡益を新たに見込んだことが寄与
    武田薬品工業と米モデルナ、厚労省の三者間でモデルナの新型コロナワクチン「mRNA-1273」を、2021年前半より、5000万回の接種分を輸入することで合意した。モデルナは第3相臨床試験で3万例の被験者登録が完了しており、これまで既に2万5000人が2回目の投与を受けている。ワクチンの有効性に関する初期の分析結果を11月遅くまでに得られる可能性があると表明している。

    日本国内では製造販売承認取得後に供給される。武田薬品は米ノバックスの新型コロナワクチンを国内で生産する体制準備も進めている。モデルナ、ノバックス両社のワクチンははAMED(日本医療研究開発機構)の助成対象にもなっている。武田薬品は3月通期営業利益を3950億円から4340億円、純利益を920億円から1240億円へ上方修正した。武田コンシューマーヘルスケアをブラックストーンに売却する事で、1400億円の売却益が発生するが、今期中の見通しには反映させていない。

    武田薬品工業の株価は10円高の3441円で推移している。

株式情報更新 (11月28日)


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