子会社のフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズが、米バイオ企業ノババックスが開発する新型
コロナウイルス感染症向けワクチン候補の原薬製造を受託した。今秋実施予定の
治験に対して3万人分のワクチンを供給する。フジフイルム・ダイオシンスはビル&メリンダ・ゲイツ財団などが立ち上げた新型
コロナウイルス感染症の治療推進プロジェクトからも開発・製造を受託している。デンマーク工場には1000億円を投資し、バイオ医薬品の原薬生産能力を倍増させる。米国工場にはトランプ大統領が訪れ、ワクチン開発に楽観的な見方を示し、ワクチン生産に280億円を支援することも明らかにした。