第一三共は、2020年1月7日、エンハーツを米国で新発売したと発表した。エンハーツは「転移性の乳がんに対する治療として2つ以上の抗HER2療法を受けたHER2陽性の手術不能または転移性乳がん」を適応として米FDAから販売承認を取得している。既存薬による治療後に再発・転移したHER2陽性乳がんでは治療の選択肢が限られており、高いニーズがあるとしている。
乳がんの新規患者は2018年に世界で約210万人。乳がん患者の約20%はがん細胞の表面にHER2というたんぱく質が過剰発現しているHER2陽性乳がん。
第一三共の株価は3円安の7035円で推移している。