昭和電線 HDと(5801)古河電気工業は、建設・電販市場向け汎用電線事業で業務提携し、販売部門を統合し新会社「SFCC(昭和・古河・ケーブル)」を設立する。出資比率は昭和電線が60%、古河電工が40%となる。
建設・電販市場は
東京五輪後も先送りされた投資が継続するが、中長期的には首都圏以外の需要縮小と人口減少による新設住宅着工戸数の減少が見込まれている。人手不足や
物流費の高騰もあり、両社それぞれ単独での収益改善は困難との危機感がある。汎用電線については両社のブランドを統合し、在庫の一括集中管理で、コストを削減する。両社の製造拠点や
物流拠点の統廃合まで業務提携が拡大する可能性がある。