株テーマ:料理宅配(フードデリバリー)の関連銘柄
フードデリバリー(宅配食)関連株。2019年10月1日から消費税率が8%から10%になる一方、外食ではない出前やお持ち帰りでは8%の軽減税率が適用されることから、フードデリバリーに関心が集まる。また、新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの開催中止や外出自粛などからも注目される。顧客満足度調査では、dデリバリーが1位、楽天デリバリー、出前館、ウーバーイーツが続いているが、僅差。
串カツ田中HDは、2023年10月にAntwayの手作り総菜をサブスクリプション形式で提供する冷蔵宅配サービス「つくりおき.jp」と業務提携。
USEN-NEXT HOLDINGSは、2022年8月にバーチャルレストランを子会社化し、フードデリバリーサービス事業に参入する。
ピアズは、2022年4月に複数のフードデリバリーサービスをタブレット1台で一元管理できる「ZERO デリバリー」の提供を開始する。
出前館はシェアリングデリバリー事業「出前館」を展開。2019年8月期には215拠点まで拡大。自店で出前の配達を行っていない地元の人気店や大手チェーンの加盟の増加を進めている。2020年10月末までにに約850店舗のマクドナルドで出前館のサービスを導入。11月以降も出前館の拠点拡大とともに対応店舗を展開する。出前館はLINEと資本提携し、LINEの宅配サービス「LINEデリマ」を出前館のサービスに統一する。本店も大阪市からLINEの拠点がある渋谷区に移転する。LINEとの連携を強化し、2022年中に加盟店舗数を10万店に拡大する方針。
オイシックス・ラ・大地は、インターネットで食品・食材の直販を行う「オイシックス」を展開。ミールキット「KitOisix」コースを中心に定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」の会員が増加している。子会社に移動スーパーのとくし丸も持つ。
クックパッドは、生鮮食品ECのクックパッドマートを展開。2019年10月から集合住宅向けサービスを開始。集合住宅共用部に生鮮宅配ボックス「マートステーション」を設置し、配送する。マンションや団地、社宅、学生寮など共用部を持つ集合住宅を対象に広げている。2020年6月にはローソンと連携した。
ファンデリーは、健康食通販カタログ「ミールタイム」「ミールタイム ファーマ」を展開。全国の医療機関などとの取り組みによる紹介ネットワークの拡大や定期購入サービスである「栄養士おまかせ定期便」の利用者拡大などに努めている。
ライドオンエクスプレスホールディングスは宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」などを展開する。吉野家は牛丼店の宅配専門店を開始し、2021年度に全国で本格展開を目指す。
アイシン精機は、刈谷駅周辺でランチの宅配代行サービス「刈谷飯(めし)クルー」を始めている。
ワタミは、弁当宅配サービス「ワタミの宅配」でデリカフーズと業務提携し、野菜の宅配「旬の野菜BOX」を開始する。
すかいらーくホールディングスは、2021年2月に宅配と持ち帰りの専門店を開業する。
鳥貴族は、新規事業として「TORIKI BURGER(トリキバーガー)」を立ち上げる。鳥貴族と同様に、使用する食材はすべて国産とするチキンバーガー専門店で、テイクアウト、ドライブスルー、デリバリーを想定している。
エー・ピー HDは、塚田農場と四十八漁場を運営し、宅配・持ち帰り専門店を開業した。
ウーバーは2021年中に料理宅配サービスを全国に拡大する。現在10万人の配達員は20万人に倍増する見込み。