株テーマ：紙ストロー・紙袋の関連銘柄
世界的にプラスチック製品への逆風が強まる中、紙製ストローの開発が進化している。三井松島ホールディングス傘下の日本ストローは年60億本のストローを生産し、飲料メーカーやコンビニなどが主要取引先。熊本工場を紙ストロー研究拠点とし、トウモロコシなど植物由来の素材や、水とバクテリアで自然分解される素材開発のため、紙製ストロー製造機械も導入した。日本製紙は、ストローを口にくわえたときに感じる口当たりの良さをコンセプトにした紙製ストローを2019年4月に発売した。ナカバヤシはジャガイモなどの植物由来の天然のりで貼り合わせる紙ストローを開発した。化学のりよりコストはかかるが、差別化で飲食店に販売する。
レジ袋有料化では紙袋を手掛けるスーパーバッグやザ・パックが注目される。
伊藤忠商事は、英トランセンドパッケージング社と資本業務提携した。
トランセンドパッケージングは、紙ストローの製造・販売事業で創業し、森林由来の紙・パルプを主原料とした環境訴求型・脱プラスチック型専門の食品パッケージ事業を欧州中心に展開している。
