株テーマ:バイオディーゼルの関連銘柄
トラックや乗用車のディーゼルエンジン燃料の軽油を代替するバイオ燃料。伊藤忠商事は2014年から非食用のトウモロコシ由来の残さを使用する、次世代型バイオディーゼル燃料を米国で生産する。いすゞ、ユーグレナ社は共同で 次世代バイオディーゼルの実用化を目指す「DeuSELプロジェクト」をスタート。
2018年6月、ユーグレナはマツダとミドリムシ由来の燃料を乗用車に使う実証事業を始める。いすゞとの実験では燃料規制で軽油にミドリムシ燃料を5%しか混入できなかったが、今回は軽油を使わない初めてのバイオディーゼル燃料実験となる。
いすゞとユーグレナが共同で進める「DeuSEL(デューゼル)プロジェクト」で、石油由来の軽油を100%代替可能な次世代バイオディーゼル燃料が完成した。100%代替でもエンジンに負担をかけないことを実証し、いすゞの藤沢工場と湘南台駅を結ぶシャトルバスで4月1日から供用される。2014年から共同で取り組んできたプロジェクトで、温室効果ガスの排出量最小化に賛同する企業にも供給を本格化する。
ユーグレナはミドリムシ由来のバイオ燃料を使った乗用車の公道走行に世界で初めて成功した。2020年には航空機向けでバイオ燃料による飛行も計画しており、自動車向けと航空機向けを収益源に育てる。
ユーグレナは、2022年4月から商船三井ロジスティクスグループ会社のハーモニートランスポートが関東地方1都6県で運行する輸出入航空・海上貨物の国内集荷・配送用トラックに、ユーグレナのバイオディーゼル燃料「サステオ」を導入すると発表した。
JRバス関東は、2020年8月22日、成田空港出発の定期観光バスでユーグレナバイオ燃料の使用を開始した。