株テーマ:中古車販売の関連銘柄
2022年度の中古車販売市場は、前年度から0.3%増の3兆9073億円に到達した。21年度の3兆8948億円を上回り、過去最高を更新している。新車販売で半導体不足などの影響を受けた供給量減、納車遅れ等が多発し、完成車メーカーによる新車価格の値上げも相次いだことで、車検切れなどで発生したユーザーの買い替え需要を中心に、割安で即時納車が可能な中古車の人気が高まった。
23年度は、中古車販売市場の約15%を占めている業界最大手のビッグモーター(2022年9月期:約5800億円)による不正の影響を受け、消費者の不信感などから中古車需要の減少など風評悪化による影響が懸念される。