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    注目銘柄 2025/3/31 10:44
    (5214) 日本電気硝子 核融合発電向けガラス部品を開発 反射光抑制で実用化前進
    (5214)日本電気硝子は26日、核融合発電用のレーザー核融合装置向けに新たなガラス部品を開発したと発表した。これは大阪大学を中心とした産学連携プロジェクトで使われるレーザー核融合装置に搭載され、反射光を大幅に抑える中核部品となる。

    レーザー核融合方式は、高エネルギーのレーザー光を燃料ペレットに照射し、核融合反応を引き起こしてエネルギーを生み出す仕組みだ。ただし、照射時に一部のレーザー光が装置内で反射すると、レーザーのエネルギー効率が低下する上、精密な制御が困難になる課題を抱えていた。

    日本電気硝子が開発したガラス部品は、この反射光の発生を従来よりも大幅に抑える特殊なコーティングと表面加工技術を採用したことが特徴だ。反射光を最小限に抑えることでレーザーの効率を高め、核融合反応の安定化・高効率化が期待されている。

    同社はこのガラス部品を2025年を目処に実用化する計画で、国内外の核融合関連機関や企業に対し積極的に供給を進めていく方針だ。核融合が新たな成長市場として期待される中、日本電気硝子の関連技術が今後注目を集めることは確実とみられる。

株式情報更新 (4月1日)


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