注目銘柄

(8058) 三菱商事 ADMと提携強化 穀物流通量1.5倍の3000万トンへ
(8058)三菱商事は、世界の穀物メジャーで2位の米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)と、穀物の物流および生産分野で業務提携を強化する方針を明らかにした。提携を通じて、米国およびブラジルにおけるADM主導の穀物流通事業に三菱商事が本格参画する。
具体的には、輸送網の拡充や港湾施設の共同活用を含む広範な協力体制を構築することで、2030年度までに同社グループ全体の穀物取扱量を現状の約2000万トンから1.5倍となる約3000万トンへと引き上げる計画だ。穀物の需要が高まるアジア市場を視野に、安定供給体制の強化を図る狙いがある。
三菱商事は従来より、穀物を含む食品・アグリ事業を成長の柱と位置づけており、今回のADMとの連携は、サプライチェーン全体の競争力強化に向けた布石といえる。加えて、ブラジル産とうもろこしや大豆の安定輸入にもつながり、円安や物流リスクへの対応力を高める意味でも重要な一手だ。
世界的に気候変動や地政学リスクが高まる中、グローバルでの食料安保への意識も高まっている。こうした環境下での同社の動きは、リスク分散と収益基盤の多様化を意識した戦略とみられる。
具体的には、輸送網の拡充や港湾施設の共同活用を含む広範な協力体制を構築することで、2030年度までに同社グループ全体の穀物取扱量を現状の約2000万トンから1.5倍となる約3000万トンへと引き上げる計画だ。穀物の需要が高まるアジア市場を視野に、安定供給体制の強化を図る狙いがある。
三菱商事は従来より、穀物を含む食品・アグリ事業を成長の柱と位置づけており、今回のADMとの連携は、サプライチェーン全体の競争力強化に向けた布石といえる。加えて、ブラジル産とうもろこしや大豆の安定輸入にもつながり、円安や物流リスクへの対応力を高める意味でも重要な一手だ。
世界的に気候変動や地政学リスクが高まる中、グローバルでの食料安保への意識も高まっている。こうした環境下での同社の動きは、リスク分散と収益基盤の多様化を意識した戦略とみられる。