注目銘柄
2025/2/6 11:10
(9984)ソフトバンクグループと米オープンAIは、企業向け最先端AI「クリスタル・インテリジェンス」の開発・販売で戦略的提携を結んだ。両社は合弁会社「SB OpenAI Japan」を設立し、日本市場での展開を加速させる。
SB OpenAI Japanは、OpenAIと、ソフトバンクグループおよびソフトバンクが設立する中間持株会社がそれぞれ50%出資して設立される。この合弁会社は、(9434)ソフトバンクの連結子会社として扱われる予定だ。
グループ内でのAI活用で、PayPay、LINEヤフー、ZOZOなどのグループ企業にクリスタル・インテリジェンスを導入し、業務効率化や意思決定支援を実現する。これにより、ソフトバンクグループ全体の競争力強化が期待できる。
SB OpenAI Japanは、企業向け最先端AI「クリスタル・インテリジェンス」を日本の大手企業に独占的に提供・販売する。これにより、ソフトバンクは国内AI市場でのリーダーシップを確立できる。
ソフトバンクは、この合弁事業を通じてAI市場での優位性を確立し、中長期的な成長戦略の柱として位置付けている。今後、AI技術の進化に伴う新たなビジネスチャンスの創出や、企業価値の向上が期待される。
SB OpenAI Japanの設立は、中長期的にソフトバンクの業績に大きな影響を与える可能性が高い。AI関連銘柄としての注目度が高まり、機関投資家の新規購入や保有比率の上昇が見込まれる。大規模投資に伴う一時的な利益減少懸念はあるが、AI事業の成長に伴い、企業価値の再評価が進む可能性が高い。
SB OpenAI Japan関連事業が2026年度以降に本格収益化すると予測される。2027年度までにAI事業が営業利益の15%を占めると試算する。第2四半期までの進捗は順調で、売上高3兆1,521億円(前年同期比7%増)、営業利益5,859億円(同23%増)と過去最高を更新している。通期予想は売上が6兆3500億円、営業利益が9500億円、純利益が5100億円の見込みで、決算発表は2月10日を予定している。
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