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    日銀、経済・物価情勢の展望を発表
    日本銀行は1月24日、2025年1月の「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)を公表した。先行きのわが国経済は、海外経済の緩やかな成長や緩和的な金融環境を背景に、潜在成長率を上回る成長を続けると予想している。

    ・経済見通し
    2024年度の実質GDP成長率は前年度比+0.5%と予想されている。これは、前回10月時点の見通しから0.1ポイント下方修正された。2025年度は+1.1%、2026年度は+1.0%と、緩やかな成長が続くと見込んでいる。

    雇用・所得環境は引き続き改善し、個人消費は物価上昇の影響を受けつつも、賃金上昇を背景に緩やかな増加が続くとみられる。企業収益も改善傾向をたどり、設備投資は人手不足対応やデジタル関連、脱炭素化関連などを中心に増加傾向が続くと予想している。

    ・物価見通し
    消費者物価指数(除く生鮮食品)の前年比は、2024年度に2.7%、2025年度に2.4%、2026年度に2.0%と予想されている。2024年度と2025年度の見通しは、前回から上方修正された。

    物価上昇の背景には、マクロ的な需給ギャップの改善や、賃金と物価の好循環の強まり、中長期的な予想物価上昇率の上昇などがある。日銀は、見通し期間後半には「物価安定の目標」である2%と概ね整合的な水準で推移すると考えている。

    経済のリスク要因としては、海外経済の動向や資源価格の変動、企業や家計の中長期的な成長期待などを挙げている。物価については、企業の賃金・価格設定行動や為替相場の変動などに注意が必要だとしている。

株式情報更新 (1月24日)


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