（9005）東急電鉄は2025年1月17日、国土交通省に対し、都市鉄道等利便増進法に基づく新空港線整備に向けた営業構想の認定を申請したと発表した。この構想は、東急多摩川線の地下化と新設連絡線を活用し、国際競争力強化と地域発展を目指すものだ。

新空港線は、東急多摩川線矢口渡駅・蒲田駅間から京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近までの約0.8kmの区間を結ぶ連絡線だ。東急多摩川線を矢口渡駅付近から蒲田駅まで地下化し、蒲田駅と京急蒲田駅付近を新設連絡線で結ぶ計画となっている。

この整備により、以下のような効果が見込まれている：
　中目黒駅～京急蒲田駅付近の所要時間が約36分から約23分に短縮（約13分短縮）
　自由が丘駅～京急蒲田駅付近の所要時間が約37分から約15分に短縮（約22分短縮）

新空港線は、JR京浜東北線、東急多摩川線および池上線蒲田駅と京急蒲田駅間のミッシングリンクを解消する。これにより、渋谷・新宿・池袋などの都心部や東京都北西部・埼玉県南西部と羽田空港とのアクセス利便性が向上する。また、蒲田・京急蒲田地区をはじめとした地域のさらなる発展にも寄与すると期待されている。

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