ミシガン大学消費者信頼感指数は、米国の消費者マインドを測る重要な経済指標だ。ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月実施する電話調査に基づいており、消費者の景況感や個人の財政状況、購買意欲などを数値化している。

この指数は、個人消費の動向を推測する上で非常に役立つ。個人消費は米国GDPの約7割を占めるため、この指数の上昇や下降は、経済成長や景気後退の兆候を示すことが多い。シンプルに言うと、消費者の景気に対する「気分」を数値化したものであり、これが良ければ経済活動が活発化しやすく、悪ければその逆というわけだ。

　対象：米国の一般消費者300〜500人
　頻度：毎月2回（速報値と確報値）
　基準：1966年を100として指数化
　構成：現状指数（約40%）と期待指数（約60%）

ミシガン大学消費者信頼感指数は、米国経済の重要なバロメーターとして機能している。指数が予想を上回れば米国経済の好調さを示唆し、逆に下回れば景気の減速を示す可能性がある。