（7453）良品計画は2025年8月期第1四半期決算短信を発表し、業績予想と配当予想の上方修正を行った。営業収益は1,976億90百万円で前年同期比21.3％増、営業利益は219億57百万円で同58.2％増となり、いずれも過去最高を記録した。国内事業の好調な売上と為替効果が業績を押し上げた要因だ。

通期の業績予想では、営業収益を従来の7,340億円から7,540億円に、営業利益を550億円から640億円に上方修正した。純利益も440億円に達する見通しで、こちらも過去最高となる見込みだ。

さらに、配当予想も改定され、年間配当金を1株当たり44円（前回予想より4円増）に引き上げた。これは、配当性向30％を基準とした結果で、株主への還元強化を明確に打ち出している。

業績拡大の背景には、国内での「無印良品週間」の好調な売上や、中国事業の回復がある。グローバル市場での成長を目指す同社は、店舗網の拡大と商品開発に注力しており、持続可能な経営と株主還元の両立を目指している。

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