（7581）サイゼリヤが発表した2025年8月期第1四半期（2024年9月～11月）の連結決算によると、売上高は前年同期比16.4％増の612億円となり、業績回復を果たした。しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は同1.7％減の26億円となり、増収減益の結果となった。

売上高の伸びは、国内外での既存店の客数・客単価の増加や、新規出店の成果によるものだ。日本市場では既存店売上高が好調で、前年同期比20.5％増の395億円を記録した。また、海外ではアジア地域での売上が同11.5％増の222億円と成長を続けている。

しかし、原材料費やエネルギーコストの上昇、円安による仕入価格の高騰が収益を圧迫した。営業利益は前年同期比13.3％増の39億円と改善したものの、利益率はコスト増を背景に鈍化している。

通期業績予想は、売上高2,536億円（前年比12.9％増）、営業利益166億円（同11.7％増）、純利益103億円（同26.4％増）。

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