2024年12月のISMサービス業PMI（購買担当者景気指数）は54.1%と、前月の52.1%から2ポイント上昇した。市場予想の53.6も上回った。サービス業は6カ月連続の成長を記録し、全体経済も拡大を続けている。

サービス業のビジネス活動指数は58.2%と、11月の53.7%から4.5ポイント上昇し、2024年で3番目に高い水準となった。また、新規受注指数も54.2%と前月から0.5ポイント上昇した。一方、雇用指数は51.4%でわずかに減少（-0.1ポイント）した。

年末特有の要因や新年への需要準備が多くの業界でビジネス活動を押し上げた一方、関税や価格不確実性に関する懸念も指摘されている。また、インフレ率の上昇により金利引き下げへの期待は薄れている。

12月のサービス業PMIは、実質GDPの年率換算で1.7%の増加に相当する。このデータは、サービス業が引き続き米国経済を支える重要な役割を果たしていることを示している。