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    11月のJOLTSレポート、求人件数は市場予想を上回る
    アメリカ労働省が発表した2024年11月の雇用動向調査(JOLTS)によると、求人件数は810万件と前月比で大きな変化はなかったが、市場予想の770万件は上回った。前年同期比では83万件の減少となった。採用件数は530万件、総離職件数は510万件といずれも横ばいだった。

    求人件数の詳細 求人率は4.8%で、プロフェッショナルサービス業や金融・保険業での求人が増加した一方、情報分野では減少が見られた。このことは、特定の産業での雇用需要が依然として高いことを示している。

    離職件数の動向 総離職数は年間で28.7万件減少。特に、自発的離職(いわゆる「退職」)が31百万件に減少し、これが離職全体の低下を主導している。これは労働者の流動性が低下している兆候とも言える。

    産業別動向 業界別では、金融・保険業で求人件数が顕著に増加する一方、宿泊・飲食サービス業ではレイオフ(解雇)の増加が見られた。

    市場への影響 JOLTSレポートは、FRBが金融政策を調整する際の重要な指標となる。求人件数の減少は労働市場の過熱感が和らいでいることを示唆しており、利上げのペースに影響を与える可能性がある。

株式情報更新 (1月8日)


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