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2024/12/23 11:48
(2607) 不二製油グループ本社 業務用チョコレートとココアバター代用脂(CBE)の好調が牽引
(2607不二製油グループ本社)は、2025年3月期通期連結業績予想を上方修正した。売上高は6450億円(前回予想比7.5%増)、純利益は120億円(同20.0%増)とし、前期比では84%増となる見込みだ。
CBEと業務用チョコレートが収益拡大を牽引している。特に昨今のカカオ豆価格高騰に伴い、CBEを使用したコンパウンドチョコレートの需要が急増していることが追い風となった。CBEはパーム油を主成分とする油脂で、カカオ豆由来のココアバターの代替品として使用される。不二製油グループは世界第3位、日本では第1位の業務用チョコレートメーカーであり、CBE市場でも強みを持つ。
特に東南アジアでの需要が伸びており、マレーシアでCBEの原料となる油脂を生産している。需要増に対応するため、生産効率化を進めるとともに、2026年以降にマレーシアで稼働予定の合弁新会社による増産も計画している。
植物性油脂事業では、CBEを含むチョコレート用油脂の売上が好調に推移。高騰するカカオ豆相場への対応として、CBEが経済的かつ持続可能な代替品として注目されている。
CBEの需要拡大は、製菓業界全体の構造変化を反映しており、不二製油はこの流れを活かし事業基盤をさらに強化する方針だ。今回の業績修正は、同社の製品と市場適応力の強さを示すものであり、2026年以降も持続的な成長が期待される。
CBEと業務用チョコレートが収益拡大を牽引している。特に昨今のカカオ豆価格高騰に伴い、CBEを使用したコンパウンドチョコレートの需要が急増していることが追い風となった。CBEはパーム油を主成分とする油脂で、カカオ豆由来のココアバターの代替品として使用される。不二製油グループは世界第3位、日本では第1位の業務用チョコレートメーカーであり、CBE市場でも強みを持つ。
特に東南アジアでの需要が伸びており、マレーシアでCBEの原料となる油脂を生産している。需要増に対応するため、生産効率化を進めるとともに、2026年以降にマレーシアで稼働予定の合弁新会社による増産も計画している。
植物性油脂事業では、CBEを含むチョコレート用油脂の売上が好調に推移。高騰するカカオ豆相場への対応として、CBEが経済的かつ持続可能な代替品として注目されている。
CBEの需要拡大は、製菓業界全体の構造変化を反映しており、不二製油はこの流れを活かし事業基盤をさらに強化する方針だ。今回の業績修正は、同社の製品と市場適応力の強さを示すものであり、2026年以降も持続的な成長が期待される。