青山商事が発表した2024年11月の月次売上高速報によると、ビジネスウェア事業の全店売上高は前年同月比110.8%と大幅に増加した。既存店ベースでも売上高は104.7%、客数は106.5%とそれぞれ前年を上回る結果となった。

11月の販売状況について「コートやレディスなどが好調に推移した」としている。秋冬物の需要が本格化し、特にコート類が売れ行きを牽引したとみられる。また、レディス商品の好調さも目立っており、女性向け商品の拡充戦略が奏功した可能性がある。

11月末時点の店舗数は、主力の「洋服の青山」が681店舗、「TSC（ザ・スーツカンパニー）」などその他ブランドが59店舗となっている。11月中の出店、移転、退店はなく、店舗網は前月から変動していない。

年末年始商戦を控え、ビジネスウェアの需要増加が期待される。また、コートなどの防寒衣料の販売も本格化すると予想される。