アルファベット社の2024年第3四半期決算は、市場予想を大きく上回る好調な結果となった。総収益は前年同期比15%増の882億7000万ドルに達し、アナリスト予想の863億ドルを上回った14。1株当たり利益も2.12ドルと、予想の1.85ドルを上回る結果となった。

この好調な業績を牽引したのは、主力のデジタル広告事業とクラウドサービス事業だ。デジタル広告収入は658億5000万ドルに増加し、前年同期の596億5000万ドルから成長を見せた。

特筆すべきは、グーグルクラウドの急成長だ。クラウド事業の売上高は前年同期比35%増の113億5000万ドルに達し、アナリスト予想の108億6000万ドルを上回った。ユーチューブ事業も好調で、広告収入は12%増の89億2000万ドルとなった。ユーチューブの広告・サブスクリプション収入は過去4四半期で初めて500億ドルを突破したという。

この好決算を受け、アルファベット社の株価は時間外取引で5%以上上昇した。