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    ラピダス、ファウンドリ顧客第一号を獲得
    ラピダス、ファウンドリ顧客第一号を獲得

    ラピダスは、2ナノ以下の最先端LSIファウンドリを日本で実現することを目的とした国策企業である。

    新工場の建設を進める一方で顧客の獲得は最大の課題とされているが、カナダのAI半導体開発のテンストレントとエッジAI半導体の開発・製造で協業すると発表した。ラピダスが、最先端半導体製造受託での顧客獲得を公表するのは今回が初めてとなる。


    テンストレントは、2ナノレベルのAIエッジデバイスの開発で必要とされるCPUを設計し、アクセラレーターチップの開発を東京大学などで実施する。ラピダスはこれらを3次元のチップレットにまとめ、テンストレントから生産を受託する。

    ラピダスの最先端半導体の設計や先端装置・素材技術の研究開発を担う技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)に、政府が最大450億円を支援すると発表しており、その枠組みの中での協業となる。

    テンストレントは、AIに特化した最先端半導体の開発をターゲットとしており、CPUとGPU、さらにメモリーの機能が1つのチップに収まっているような理想のAIチップを開発しようとしている。

    テンストレント製品の製造は現在、台湾TSMCC、韓国サムスンなど複数のファウンドリーに委託している。その中で、ラピダスを指名したのは、スピード重視の姿勢で、
    ラピダスと一蓮托生で次世代の半導体開発を進めるという。

    喉から手が出るほど求めていた顧客獲得で、ラピダスへの期待はますます高まっていく。

株式情報更新 (11月22日)


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