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2023/6/5 10:32
(3402) 東レ ガラス繊維強化PPS樹脂のリサイクルプロセスを確立
東レは、欧州でガラス繊維強化PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂のリサイクルプロセスを確立した。ガラス繊維強化PPS樹脂は、熱可塑性樹脂でスーパーエンプラといわれる高性能エンジニアリングプラスチックで、難燃性、長期耐久性、耐薬品性に優れることから、EV、電機・電子、水廻り部品等産業用途全般などに幅広く使用されている。
従来のリサイクルでは、成形加工が繰り返されることにより、ガラス繊維の長さが短く折損し、機械強度の大幅な低下が生じるため、リサイクル比率を低く抑える必要があった。東レは、この課題を解決するため、ガラス繊維強化PPS樹脂のリサイクルプロセスを確立した。リサイクル率50%のガラス繊維強化PPS樹脂は、ヴァージン原料を用いた射出グレードと比較して90%以上の機械強度を保持している。
従来のリサイクルでは、成形加工が繰り返されることにより、ガラス繊維の長さが短く折損し、機械強度の大幅な低下が生じるため、リサイクル比率を低く抑える必要があった。東レは、この課題を解決するため、ガラス繊維強化PPS樹脂のリサイクルプロセスを確立した。リサイクル率50%のガラス繊維強化PPS樹脂は、ヴァージン原料を用いた射出グレードと比較して90%以上の機械強度を保持している。