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    2023/5/16 10:11
    (4755) 楽天グループ 楽天グループ、3000億円の公募増資を最終調整中 - 資金調達の必要性と将来の展望
    楽天グループが、3000億円規模の公募増資に向けて最終調整していると、ロイターが報じている。楽天グループは携帯電話事業に参入した2018年以降、4年連続で最終赤字を計上し、22年12月期は過去最大となる3728億円の赤字となっていた。楽天銀行上場で700億円超の利益を計上するほか、保有していた西友株を220億円で売却する見込みだが、今後大量の社債償還を迎えるため、資金調達が必要となっている。三木谷浩史会長の資産管理会社も第三者割当で、資金を拠出するとされている。

    モバイル事業の営業損益改善期待で、一時年初来高値を更新したが、公募報道で急落となった。KDDIの回線利用を拡大し、基地局への投資負担を抑制するなどで早期の黒字化を目指すが、年内の単月営業黒字化は困難と見られる。

    社債発行は携帯に本格参入した20年以降増加したため、23年の償還予定額は780億円(うち680億円はハイブリッド債)で、24年には3325億円、25年には4760億円の償還が控える。その後も26年に1625億円、27年に1700億円と続くため、借り換えを含めて新たな資金調達が必要となっていた。

株式情報更新 (11月23日)


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