水質計測事業を担う堀場アドバンスドテクノは、水質計測機器を開発・生産・販売する仏テティス・インスツルメンツを買収する。テティスは、水中の化学的酸素要求量やアンモニア、油などを測定する紫外可視分光法をベースにした測定技術をはじめ、リン酸塩、濁度、pH測定など水質計測に必要となる幅広い計測技術を保有している。独自開発した革新的なモジュラーコンセプトは、複数の計測技術を一つのプラットフォームに搭載し、一台の計測機器でさまざまなパラメーターの同時測定を可能としている。

堀場アドバンスドテクノは、これまで日本市場を中心に水処理プロセス向けの計測産業に事業を展開してきたが、テティスは、成長市場であるインド、東南アジア、中国において専門性の高い販売ネットワークを構築しており、新興国・発展途上国におけるビジネス展開を加速する。環境先進国である欧州での技術開発も可能となる。