東洋建設は、2028年3月期まで5カ年の中期経営計画の年間配当を50円以上にすると、発表した。23年3月期までの中期計画では配当性向20～30％を配当方針としていたが、配当性向を2倍以上に引き上げ、今期配当の25円から倍増させる。財務の改善が進み、自己資本比率は40％前後を維持する計画。成長投資には340億円以上を充当し、洋上風力では、260億円以上を投資する。

任天堂創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス」が、1株1000円でのＴＯＢを提案しているが、配当性向引き上げにより、株価を1000円以上に押し上げ、ＴＯＢを阻止する模様。