日本電気硝子は、結晶化ガラス固体電解質を用いたオール結晶化ガラス全固体ナトリウムイオン二次電池を、世界で初めて開発した。主要部材（正極、負極、固体電解質）をすべて結晶化ガラスに統一することで、資源枯渇の心配がないナトリウムを使用するメリットや、発火や爆発のリスクがないなど、優れた特性は維持しつつ性能を向上させた。有機系電解液を超えるナトリウムイオン伝導性を持つ固体電解質（結晶化ガラス製）を開発した。

ガラスの軟化流動を用いた強固な一体化を実現し、非常に良好なイオン伝導パスをもつ蓄電素子を形成、1つの電池内に蓄電素子を容易に集積することができ、電池設計の自由度向上にも寄与する。3月15日から東京ビッグサイトで開催される「第14回 国際二次電池展」に出展する。