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2022/8/19 10:55
(3402) 東レ グリーン水素を製造する固体高分子(PEM)型水電解装置の電解質膜を強化
東レは、グリーン水素を製造する固体高分子(PEM)型水電解装置の電解質膜として使われている主流のフッ素系膜について、ほぼすべて同社の炭化水素系(HC)電解質膜への置き換えを目指す。東レは、独シーメンス・エナジーAGと提携し、再生エネルギー由来の電力を用いて、水の電気分解からグリーン水素を製造、そこで得られたグリーン水素を、大規模発電等の電力として利用する。
固体高分子(PEM)型は、アルカリ水電解と比較すると設備の専有面積が小さく、また製造される水素の純度が極めて高いために精製を必要としない。これまでは電解質膜にはフッ素系イオン交換膜が使用されてきたが、東レの炭化水素系膜は、燃料電池向けの高性能な非フッ素系電解質膜の開発に成功している。その膜を用いた水電解は世界最高レベルの性能でなおかつ安価を示している。世界規模で水素関連ビジネスを大型化させ、固体高分子(PEM)型水電解装置の市場を独占すると意気込んでいる。
固体高分子(PEM)型は、アルカリ水電解と比較すると設備の専有面積が小さく、また製造される水素の純度が極めて高いために精製を必要としない。これまでは電解質膜にはフッ素系イオン交換膜が使用されてきたが、東レの炭化水素系膜は、燃料電池向けの高性能な非フッ素系電解質膜の開発に成功している。その膜を用いた水電解は世界最高レベルの性能でなおかつ安価を示している。世界規模で水素関連ビジネスを大型化させ、固体高分子(PEM)型水電解装置の市場を独占すると意気込んでいる。