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2022/7/7 10:33
明治 HD傘下のKMバイオロジクスが、Meiji Seika ファルマと共同で、新型コロナウイルス不活化ワクチン「KD-414」の最終治験を開始している。18歳以上の健康成人2500名を対象にした第2/3相臨床試験において、18歳以上40歳以下の年齢層で高い中和抗体価が得られ、優越性試験として現在実施している国際共同第3相臨床試験でのバキスゼブリア筋注に対する優越性検証が十分に期待できる結果が得られたと発表した。
安全性については、従来の不活化ワクチンと同様の高い忍容性と安全性が確認されている。不活化ワクチンは、感染力を失わせたウイルスを精製して製造されるため、接種後の副反応が少なく、インフルエンザワクチンや日本脳炎ワクチンなどに利用されている。5歳未満の小児を対象とした接種可能な新型コロナワクチンは国内に存在しないため、第2/3相臨床試験で不活化ワクチンを早期に実用化することを目指している。
最終治験は2023年11月までの予定だが、緊急時に治験終了前の薬事承認を可能とする「緊急承認」制度の導入を念頭に、9月の承認申請と22年度内の供給開始を目指している。成人向け最終治験は日本とフィリピンの1500人を対象に実施する。
KMバイオロジクスは、これまでに天然痘ワクチン、インフルエンザ、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎などのワクチン開発に成功してきた。最大5700万人分の新型インフルエンザワクチンを製造可能な施設も有している。
安全性については、従来の不活化ワクチンと同様の高い忍容性と安全性が確認されている。不活化ワクチンは、感染力を失わせたウイルスを精製して製造されるため、接種後の副反応が少なく、インフルエンザワクチンや日本脳炎ワクチンなどに利用されている。5歳未満の小児を対象とした接種可能な新型コロナワクチンは国内に存在しないため、第2/3相臨床試験で不活化ワクチンを早期に実用化することを目指している。
最終治験は2023年11月までの予定だが、緊急時に治験終了前の薬事承認を可能とする「緊急承認」制度の導入を念頭に、9月の承認申請と22年度内の供給開始を目指している。成人向け最終治験は日本とフィリピンの1500人を対象に実施する。
KMバイオロジクスは、これまでに天然痘ワクチン、インフルエンザ、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎などのワクチン開発に成功してきた。最大5700万人分の新型インフルエンザワクチンを製造可能な施設も有している。