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    2022/7/6 09:36
    (1812) 鹿島建設 海藻を人工的に大量に培養する技術を開発、ブルーカーボンに弾み
    鹿島建設は、コンブの仲間で全国的に多く生息しているアラメやカジメという海藻を人工的に大量に培養する技術を開発した。海藻は海の中で二酸化炭素を吸収するため、森林が吸収する二酸化炭素が「グリーンカーボン」と呼ばれるのに対し、「ブルーカーボン」と呼ばれ、脱炭素に貢献する。

    鹿島建設は、浅瀬に群生する海草のアマモ移植用基盤などを研究してきた。今回は、培養液の中で、海藻のもととなる小さな細胞を1か月で数百倍に増殖させ、海中に移植することに成功した。浅瀬のアラメは、2017年頃から衰退している。藻場の造成に、建設工事などで発生する土を使う可能性があるため、ブルーカーボンは建設業界で注目されていた。自然環境を修復し、港湾の機能について環境へ配慮するという港湾施設の技術基準が、2018年4月に策定されている。

株式情報更新 (11月25日)


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