塩野義製薬は、開発中の新型
コロナワクチンについて、早ければ6月にも
承認申請することを明らかにした。組み換えたんぱく質ワクチンで、3000人余りを対象にした
治験では安全性に問題はなく、抗体値の増加や追加接種でファイザー製ワクチンと同等の効果が確認されている。
塩野義は、飲み薬とワクチンの実用化による売上見込みを1100億円と想定し、開発成功に強い自信を示している。上期は日本政府との飲み薬供給契約で450億円の売上を想定している。飲み薬については、緊急承認制度の創設を柱とする医薬品
医療機器法(薬機法)改正案は週内にも成立する見込みで、承認審査の行方が注目される。