グンゼは、国産初のシート状吸収性癒着防止材「テナ
リーフ」の製造販売承認を取得し、グンゼメディカルジャパンで販売を開始した。手術によって損傷した生体組織が修復する過程で、本来は離れている臓器同士がつながってしまう癒着が強いと、手術の難易度が上がり、患者や医師の負担が大きくなる。負担が少ない腹腔鏡下手術が増えているが、開腹手術だけでなく腹腔鏡下手術でも簡便に使える癒着防止材が求められていた。テナ
リーフは、ゼラチンに凹凸形状を付与した吸収性の癒着防止材で、約7日間貼付部位に留まり癒着を防止し、約28日以内に生体内の酵素により分解される。