楽天グループの2021年12月期第3四半期(1-9月)の営業利益は▲1083億円となった(前年は▲605億円)。モバイルでの自社基地局設置等の先行投資が継続中で営業損失となっている。

セグメント別では、国内ECなどのインターネットサービスのセグメント利益は834億円(前年は64億円)。巣ごもり消費の拡大により増加した顧客の定着や楽天トラベルでも取扱高が増加した。

クレジットカードなどのフィンテックのセグメント利益は7.6％増の682億円。楽天カードの会員増加やショッピング取扱い高の増加などが寄与した。

モバイルのセグメント利益は▲3025億円(前年は▲1506億円)。自社ネットワークエリア拡大の前倒しでネットワーク関連費用が増加している。

楽天グループの株価は2.15％安の1181円で推移している。