塩野義製薬の2022年3月期第2四半期(4-9月)の営業利益は26.8％減の426億円となった。通期は23.4％減の900億円を計画しており、進捗率は20.7％となっている。

多剤耐性グラム陰性菌に効果を示す「セフィデロコル」の販売活動費の増加や新型コロナ治療薬、ワクチン開発などへの研究開発投資の増加などが影響した。

新型コロナ治療薬「S-217622」ではフェーズ2aを実施。登録加速に向けた海外施設の立ち上げを推進しており、韓国、シンガポール、ベトナム、イギリスなどで調整中としている。またグローバルフェーズ3試験に向けてFDAとEMAと協議中としている。

新型コロナワクチン「S-268019」では国内第2/3相臨床試験を開始しており、2021年11月上旬に治験参加者の登録完了を予定するとしている。

塩野義製薬の株価は1.51％高の7519円で推移している。