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2021/9/13 10:39
(6988) 日東電工 意欲的な中期経営計画で核酸医薬に注力、株価一万円を目指す
日東電工は、新中期経営計画「Nitto Beyond 2023」を策定した。2023年度に、売上高9200億円、営業利益1400億円の過去最高益を目指す。設備投資は28%増の2220億円で、M&Aに1500億円、環境投資に180億円を充当する。注力するのは原薬製造で世界シェア6割の核酸医薬で、臨床試験用から商業生産へのステージ移行をとらえ、米国拠点の生産拡大へ250億円を投じる。核酸医薬全体としては売上を400億円規模に拡大する。ライフサイエンス事業の売上比率は4%から6%に高め、営業利益はトントンから8%に拡大する。
光学フィルムで有機EL向けの販売を拡大するほか、プリント回路事業には650億円を投じ、データセンターやスマホの部品事業を取り込む。株価はこのところ急上昇しているが、前期末売上が7613億円の企業が3年で1600億円増加させることはかなり意欲的で、一万円大台を目指すことになりそうだ。
光学フィルムで有機EL向けの販売を拡大するほか、プリント回路事業には650億円を投じ、データセンターやスマホの部品事業を取り込む。株価はこのところ急上昇しているが、前期末売上が7613億円の企業が3年で1600億円増加させることはかなり意欲的で、一万円大台を目指すことになりそうだ。