小糸製作所は、2021年8月6日、先進運転支援システム(ADAS)・自動運転向けLiDAR製造・販売の米セプトンの株式を追加取得すると発表した。

現状のADAS搭載車・自動運転車は、カメラ・ミリ波レーダ等による周辺認知が主体だが、最新ADAS搭載車・自動運転車レベル3以上では、より高精度なセンサであるLiDARの必要性が高まっている。

セプトンのLiDARは、摩耗部がなく長寿命で、検知距離・角度分解能の性能バランスが秀でている。小糸製作所は2020年2月に株式を取得し、2023年の実用化に向けて協業を進めている。

セプトンがSPACスキームで米ナスダック市場に株式上場を計画しており、セプトンとの協業関係をさらに強固にするため、特別目的買収会社による私募増資への応募を通じて約55億円の追加出資を行う。

小糸製作所の株価は0.3％高の6650円で推移している。