新日本科学の2022年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益は8.1％減の6.72億円となった。通期は12.2％減の32億円を計画しており、進捗率は21％となっている。

主なセグメント別では、受託研究機関のCRO事業の利益は7.2％増の0.43億円。受注高が60.2％増の61億円と大幅に増加。好調な受注と豊富な受注残高で試験室が高稼働で推移している。

経鼻投与基盤技術(NDS)を応用し、複数の候補化合物の新規事業化を進めるTR事業の利益は▲1.44億円(前年は▲1.54億円)。開発支援や臨床試験の計画・開始があるも売上高の計上がなかった。

新日本科学の株価は1.84％安の1015円で推移している。