ウエハーやガラス基板搬送機の最大手で、半導体設備投資関連として注目されてきた。独自開発のウエハ搬送装置や真空用ウエハ搬送ロボットが多く、半導体メーカーが試験的に導入した後、量産決定で大量受注につながるケースも多い。中国が半導体国産に舵を切り、米国製装置から中国製に切り替えることも、米中韓に拠点を持つローチェには有利とされている。

大口顧客はサムスン電子やＴＳＭＣと見られ、ＴＳＭＣの大規模な設備投資計画に株価が刺激されたようだ。事業の8割を半導体関連が占めており、連続最高益更新の可能性が高い。前2月期売上は23.7％増の459億円、営業利益は6.8％増の82億円、純利益は15.6％増の63億円計画で、決算発表は4月12日の予定。