EV電池材料の
ニッケルで、中国価格が上昇し、2019年11月以来の高値圏と報じられている。
ニッケルは
リチウムイオン電池の
正極材に用いられる。従来はステンレス鋼向けだが、今後EV増産が進めば、需要が増加するのは間違いない。国際指標のLME
ニッケル相場は7月末の13756ドルから、足元では17355ドルと一貫して上昇基調で、12月から騰勢を強めている。EVは銅の使用量も多いため、両方を生産する住友金属鉱山の注目度が上がっている。国際商品価格はブレが大きく、株価も短期的には影響を受けるが、EV普及の波は大きい。