デンカは、2020年11月5日、大牟田工場(福岡県)で製造する窒化珪素の能力を3割増強すると発表した。電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HV)、水素
燃料電池自動車(
FCV)向け放熱材料を強化する。
窒化珪素は、熱的・機械的特性に優れたエンジニアリングセラミックの1つで、デンカはトップクラスのシェアを持つ。車載駆動用
インバーター向け放熱基盤や
風力発電向けベアリングボール、
半導体製造装置などの構造材用途で高い評価を得ている。
能力増強で安定供給体制をさらに強化する。
デンカの株価は60円安の3165円で推移している。