第1四半期の4－6月売上は0.5％増の346億円、営業利益は51.4％増の55億円、純利益は63.2％増の40億円となった。テレビ１台分の料金で３台まで追加料金なしで50チャンネルが見放題となる「スカパー！基本プラン」は、新型コロナの感染拡大で在宅時間が増えたため、6月末の契約件数が40％増の55万件となった。視聴料収入は減少したが、野球やサッカーの開幕が遅れたため、コンテンツ費が10億円減少したため、営業増益となっている。

多数の超小型地球観測衛星群により高頻度で撮影された衛星画像販売サービスや高頻度船舶検出サービスなどの宇宙事業は10％の伸びを示している。前期の反動で、今期営業利益予想は21.4％減の120億円を計画しているが、独サッカーの放映権を５年間獲得しており、日本人選手の活躍次第では、それほど落ち込むことはなさそうだ。インターネット動画配信サービスとの戦いは激しく、コンテンツの充実が望まれる。