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    決算 2020/5/15 20:56
    (6376) 日機装 1-3月の営業利益は41.1%減 原油急落で受注減少
    日機装の2020年12月期第1四半期(1-3月)の営業利益は41.1%減の12億円となった。通期は11.8%減の110億円を計画しており、進捗率は11%となっている。工事部門では原油価格急落による受注減少や米ボーイングの生産停止が影響。医療部門では、新型コロナウイルスの影響でCRRT事業や空間除去消臭装置などの販売が増加した。

    セグメント別では、工事部門の利益は40%減の12億円。石油関連では、産油国間の価格競争激化や新型コロナウイルスによる原油需要減少などから3月以降に原油価格が急落。原油・ガス採掘など上流分野で受注が急減した。また、新規投資案件の中止や延期が発生している。航空宇宙事業では、米ボーイングの生産停止が影響した。

    医療部門の利益は10.9%増の9.98億円。血液透析装置が前年並み。CRRT事業で新型コロナウイルスによる急性腎障害への対応ニーズの高まりで特に中国で装置・消耗品の販売が増加した。また、新型コロナの感染拡大防止で空間除去消臭装置「エアロピュア」やオゾン水手洗い装置「ハンドレックス」なども増加。今後、安定供給に向けた増産体制の構築を進める。

    日機装の株価は10円安の825円で推移している。

株式情報更新 (11月27日)


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