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    決算 2020/5/13 15:18
    (6849) 日本光電工業 20年3月期経常利益は6.4%減 21年3月期は5.7%減を計画
    日本光電工業の2020年3月期経常利益は6.4%減の148億円となった。通期は0.8%増の160億円を計画しており、計画を12億円下回った。

    国内外市場ともに増収。生体情報モニタなどが好調に推移した。人工呼吸器では、総合技術開発センタで開発したNPPV人工呼吸器と米国の日本光電オレンジメッドで開発した人工呼吸器の2種類を発売した。

    地域別では、国内市場の売上高は3.2%増の1343億円。大学病院市場が新築移転に伴う大口商談の受注もあり好調。官公立、私立病院も堅調に推移した。一方、新型コロナウイルスの影響で不要不急の訪問を自粛したことから、診療所市場やAEDの販売が鈍化した。

    海外市場の売上高は3.2%増の1343億円。欧州で新型コロナウイルス感染症患者の増加により生体情報モニタなど医療機器の需要が急増し2桁増となるなど好調に推移した。

    2021年3月期は5.7%減の140億円を計画する。新型コロナウイルスの影響で人工呼吸器や生体情報モニタの需要が高まっていることから、増産体制を構築。人工呼吸器「NKV-330」は2020年度上期に1000台の供給を目指す。また、「NKV-550シリーズ」は7月の出荷を目指す。

    新型コロナウイルスの影響では、外出禁止令などを受けた営業活動の抑制やAEDの需要減、中国における特需と収束後の反動が予想される。業績予想は、日本では第2四半期、海外では第3四半期まで影響が継続することを前提としている。

    日本光電工業の株価は15円高の3865円で推移している。

株式情報更新 (9月15日)


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