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    決算 2020/5/12 13:08
    (4528) 小野薬品工業 20年3月期営業利益は25%増 21年3月期は3.2%増を計画 オプジーボ増やロイヤルティ増
    小野薬品工業の2020年3月期営業利益は25%増の774億円となった。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ」は薬価見直しや競争激化で3.6%減の873億円となるも、関節リウマチ治療剤「オレンシア皮下注」や糖尿病治療剤「フォシーガ錠」などが好調に推移。前期に発生したオプジーボ原薬の安定供給を受けるための一時的な負担金がなくなったことや臨床試験計画の見直しによる治験費用の減少などから増益となった。

    2021年3月期は3.2%増の800億円を計画する。「オプジーボ」は食道がん領域での使用拡大や非小細胞肺がん一次治療への参入を見込み3.1%増の900億円を見込む。また、「フォシーガ錠」「オレンシア皮下注」などの売上拡大やブリストル・マイヤーズ スクイブとメルクからのロイヤルティ収入が増加する見通し。

    業績予想には、新型コロナウイルスの影響で2020年6月末まで医療機関への訪問活動等の自粛が続いた場合の影響を織り込んでいる。また、第2四半期以降も活動制限が続いた場合、収益へのマイナス影響が見込まれる一方、事業活動の低下による経費支出抑制も生じるため、影響は軽微と見積もっているとしている。

    小野薬品工業の株価は23円高の2654.5円で推移している。

株式情報更新 (11月23日)


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