塩野義製薬の2020年3月期経常利益は8.9%減の1517億円となった。通期は1670億円を計画しており、計画を153億円下回った。
インフルエンザの流行が近年稀にみる小規模なものだったことから、ゾフルーザを中心とする
インフルエンザ関連製品の売上高が大きく減少した。
2021年3月期はIFRSを適用し、営業利益1103億円、年間配当は103円から106円への増配を計画する。一時金収入の減少や円高見通しによるロイヤリティー収入の減少、販売費や研究開発費の増加を見込む。業績予想には新型
コロナウイルスの影響を反映していないとしている。
塩野義製薬の株価は188円安の5772円で推移している。