新型
コロナウイルス感染症に対する予防ワクチンの開発を正式決定し、1000万人規模での提供を目指し、ワクチン製造体制の構築へ100億円から200億円を投じると、報じられている。塩野義はワクチン開発を最優先プロジェクトとし、国立感染症研究所が行うワクチン開発研究に、グループ会社のUMNファーマが参画している。
UMNファーマは数百万人分のワクチン製造能力を持つが、まだ
臨床試験も始まっていない段階での大型設備投資は極めて異例。製造認可が下りれば直ちに量産に入ることを念頭に、2021年秋の上市を目指している。原料から生産まで一貫した国産体制が出来れば、心強い。