三菱ケミカルホールディングスは、Muse細胞を利用した
再生医療開発を進める。Muse細胞は東北大学の研究チームが発見した幹細胞で、生命体内にあるうえ、様々な組織に分化する能力が高い。心筋梗塞や肝硬変など損傷した組織を修復する効果が期待されている。
2015年5月にMuse細胞を利用した
再生医療開発を進めるClioを買収。2018年2月に急性心筋梗塞、2018年9月に脳梗塞、2018年12月に表皮水泡症、2019年7月に
脊髄損傷を対象とした
臨床試験を開始した。また、細胞加工施設である殿町CPCで2019年7月に
再生医療等製品製造業許可を取得。2020年度に製造販売
承認申請を行う予定。