吉野家ホールディングスは、2019年10月4日、中間期経常利益を5.5億円から30.23億円と449.7％上方修正した。

吉野家の既存店売上高が6.9％増と好調に推移した。吉野家の創業120周年施策である牛丼の新サイズ「超特盛」「小盛」、コラボ商品「ライザップ牛サラダ」、希少なサーロインを使用した「特選すきやき重」などがメディアで大きく取り上げられ、販売数が伸長した。また、6月に実施した「テイクアウト80円引き」などの販売施策も計画を上回った。

通期は、10月に行われた消費増税の導入や、米中貿易摩擦、展開地域における地政学的リスクの増大などの影響で、業績動向の不透明感が増していることから修正しないとしている。

吉野家ホールディングスの株価は7円高の2561円で推移している。